私たちの「木枠」への想い
木、木にこだわって、こだわって、こだわり続けています。木枠の命は材質。
樹齢200年以上のオールドグロスと呼ばれる米杉の柾目だけを使っています。価格を抑えるために木の品質を落とす事はしません。長年使ってみてください、その良さが絶対に分かります。お客様の作品を100年以上守りたい、その想いがマルオカの木枠にはあります。
木枠のロゴマーク、丸〇に岡は最高級の木枠の証です。
木枠には自信があります。木枠の事で何かありましたらご相談ください。
徹底してこだわり抜いた木材を使用しています。
カナダ太平洋岸に位置するブリティッシュ・コロンビア州の5大樹種のひとつ米杉ウェスタンレッドシダーをマルオカ工業では使用しています。
キャンバス用木枠としては最も適した材質を持つ限られた木材です。
■米杉ウェスタンレッドシダーの材質
・軽量
・木理通直
・均一な木質
・樹脂少ない
■米杉ウェスタンレッドシダーの特性
・耐久性が高い
・耐腐朽性あり
・寸法安定性が高い
・絶縁特性が高い
カナダでは、ウェスタンレッドシダー(WESTERN RED CEDAR)と呼ばれており、太平洋沿岸北西部と内陸部の温帯雨林地帯に多く自生しています。この樹木は北米で最も長く生きてきた優れた耐腐朽性と害虫に対する耐性を備えた針葉樹(ひのき科ネズコ属)の一つです。そのため大きな木に成長します。
また、別名ジャイアントアーボビタエとも呼ばれてます。アーボビタエ(Arborvitae)とは、ラテン語で『I’arbre de vie (命の木)』を意味し、この樹木を崇拝してきた北米の先住民族は、固有の伝統や文化を継承するために今日でもシダーを利用してカヌーやトーテムポールを創っています。ブリティッシュ・コロンビア州には総蓄積量約7億5000万㎡のウェスタンレッドシダーが自生しており(そのうち5000万㎡近くは国立公園や保護区に生育しています)、その半分は沿岸地域にあります。大部分は樹齢250年以上の許容伐採量であり、森林の維持可能な量として設定されています。
ウェスタンレッドシダーは通常高さ35m、太さ直径2.4mに成長しますが、より大きな個体もよく見られます。世界で最大のシダーはアメリカ、ワシントン州のオリンピック国立公園にあり、樹高55m、外周22m(直径約7m)、体積が500㎡、樹齢は2000年を超えていると推定されています。
特注サイズから規格サイズまで
思い通りのサイズが揃うマルオカの木枠
日本サイズFPMSの0号~500号まで、大きさで言うと10cm~3m以上まで、国際サイズやフランスサイズ、更にハーフスクエアサイズなど多くの規格サイズを揃えています。ここまで揃えているのはマルオカだけ、木枠のマルオカと言われる所以です。
また、美術館や画家の要求に応えた手作りの特別サイズ・仕様のオーダーメイド木枠が創れるのもマルオカだけです。
作品や展示場所に合わせた特別木枠
「草間彌生」先生が作品を展示する縦2m×横10m木枠を製作しました。クライアントから「海外輸送が可能」・「作品の平面を保つ」・「フローティング木枠」の条件が提示され、写真のような強固な木枠になりました。ここで特筆すべきは「フロート」、厚み・側面が56mmもあります。通常の張キャンバスのように側面に釘を打つのでなく、側面も絵を描いた3Dキャンバスです。作品に立体感が溢れ、キャンバスから飛び出してきそうです。今も世界のどこかでこの木枠に張られた作品が展示されています。
自動生産ラインによる 規格木枠
大量生産となる規格木枠を生産する為、製造機械でFA化された工場。そこを取り仕切るのが写真の志鎌工場長 。彼の手で厳選された材料が独自仕様に改良した多くの機械を通り、表面切削・ホゾ切削・面取り・留め切削等色々な加工がされて検品場に流れ出ていきます。生産量は6号サイズ換算で2万本/日、このライン2本を工場長を筆頭に社員一丸となり動かし続けています。
また、この機械達にとって一番重要なのが刃物、併設された刃物研磨工場では、専任の研磨職人が1/100mm単位の精度で全ての刃物研磨を行い、機械をいつもベストの状態に保っています。
描きやすく、耐久性に優れた木枠のディテール
最適な乾燥を行う自社乾燥機
0.03mmへのこだわり
キャンバスを張りやすく
木枠の製造工程
木枠づくりのノウハウを詰め込んだ製造ラインです。
量産に対応し、なおかつ精度を保つために機械化しました。
木材が目にも止まらぬ速さで流れ、加工されていきます。