皆さんこんにちわ!
近藤太郎です。最近は快晴が続きとても気持ちの良い毎日が続いています。
山も紅葉で綺麗です。
今日はラッピングという作業を社長と先輩の近藤さんと僕でやりました。ラッピングとは仮額縁を作る工程の中の一つで、仮額の形に型抜きされた木のモールディングに接着剤で様々な色の木目調のフィルムを付けていく作業の事です。
色々なフィルムがあるのですが、かなり木目がリアルなもので貼った後はフィルムがついているとは思えないほど馴染んでいます。この作業は塗装でやっていたことをフィルムに代えて、コストを安くしたり、塗装する際に木材や機械が汚れてしまうことを防ぐためらしいです。
僕はこの作業を3回ほどやっていますが、それほど頻度の多い仕事ではないので今回やるのは夏前以来だったような気がします。。
まず作業場に入って驚くのはこの作業をやる機械のゴツさとデカさです。
機械の上はフィルムに接着剤を付ける部分で、こんな感じになっています↓
左側の透明な円盤二枚にロール状のフィルムを挟み、機械が動くとフィルムが手前にある接着剤の入った箱の下を通り接着剤が付きます。
機械の端では1人が仮額の木材を機会に絶え間なく入れていきます。
入れた先で接着剤の付いたフィルムに張り合わせられます。
そしてフィルムが木材にしっかりと定着するように機械の下の部分ではローラーが押さえつけます。ここですごいのは仮額によって様々な形があるのですがその形を全部分抑えるために色々な角度に設置されたローラーが木材を待ち構えています。
僕はこの部分を勝手に「千手観音の手」と心の中で呼んでいます。
この部分も近藤さんが接着し終わったものを見ながら作業中も微調整していきます。
接着が終わると入れた反対からニュルゥ〜っと出てきます。まるで巨大パスタマシンです。
出てきたら一本ずつフィルムを切り並べていきます。
ここで出てきたものを見て、しっかりと接着しているか?フィルムが基準からズレていないかを確認します。もし左側にズレてきていたら「小木曽〜!」と言って右側に寄るように機械を調整し、右にズレていたら「駅〜!!」と叫び、また機械を調整します。
駅・小木曽というのは方向のことです。右・左でいうと混乱してしまうのでこのようになったらしいです。
入れる側にも駅・小木曽とマジックで書いてあります。
問題がなければ完成です。
作業としてはそんなに難しいようには思わないかもしれませんが、実はこれがなかなか難しいものらしくうまくいく日と、うまくいかない日があるようです。それはその日の温度であったりフィルムの種類によって成功率が変わっていくものだからです。今日はとてもスムーズに終わりました。
社長、近藤さんありがとうございます。
それでは今週はこんなところで?